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遮熱材と、遮熱シート、聞き違えると大きな違い
更新日:2021年9月13日

建築業界では似て非なる言葉が多用されており、一般の消費者には違いが判りません。
〝遮熱シート〟と、〝遮熱材(アルミ材の複合材)〟の違いをご説明します。
目次:
1.遮熱シートとは
2.遮熱材(アルミ材の複合)とは
3.なぜ、遮熱材(アルミ材の複合)は普及しないのか?
4.実際の測定効果
5.メーカー測定の高熱費効果
1.遮熱シートとは
家の湿気を逃がして外からの水を入れないため、家は透湿防水シートによって天井と壁が覆われています。新型コロナの医療チームが着ている防護服と同じ仕組みのシートです。
住宅の建築では、タイベックシートという製品名が使われています。
このシートの片面表面にアルミを蒸着した塗装をしている製品が〝タイベックシルバー〟という製品名で販売されています。この商品を遮熱シートとして施工されています。
最近、このタイベックシルバーを屋根に貼った家を見かけるので、お住まいになられていらっしゃるお隣りの方に当社の遮熱材の家と比べて頂きました。
夏場でしたが、タイベックシルバーを敷いても2階が暑いと言われています。
アルミを蒸着させているので、透湿防水シートに比べて〝いくらかの〟遮熱効果はあるでしょう。しかし、屋外に向けての片面塗装なので外からの熱を遮熱するための製品です。
冬場の断熱効果について
屋内に向けてのアルミ塗装は有りませんので、屋内の熱が外に逃げるのを止める効果は有りません。むしろ、屋内の熱が透湿シートの繊維の間を抜けて屋外に出ます。 したがって、タイベックシルバーでは冬場の断熱ないです。
タイベックシルバーの製品の厚みは、、、僅か0.17ミリです。
コージーベースのアルミ遮熱材の厚みは、8ミリあります。

(写真)
後ろにある薄い紙状がタイベックシルバー
表に2枚ある銀ギラギンが遮熱材(アルミ箔を両面に貼った複合材)
2.遮熱材(アルミ材の複合)
当社が使用している遮熱材はアルミ材の複合シートです。
高性能タイプを使用していますので厚みは、、、8ミリあります。
遮熱シートの47倍の厚みです。
表面も裏面も、高純度アルミ箔を貼っていますので断熱効果があります。
①構造の仕組み
シートの厚みが8ミリもあるのは、構造自体が7層構造の複合材になっているからです。

②夏場と冬場の効果図(製品名:アストロフォイル)
