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新築注文住宅で家を買っても、なぜ酸っぱい香りか?
更新日:2022年9月7日

新築注文住宅で家を買っても、なぜ酸っぱい香りか?
<目次>
家に入った瞬間に感じる臭いの正体
新築のうちは分からないですが、家を買って数年すると家の香りが焦げたような酸っぱい香りになっています。
「新築の臭い(=化学物質臭)」が消え始めた頃から、家に入った瞬間、部屋に入った瞬間に感じます。そのため、消臭芳香剤(=化学物質)を放出して臭いを消すことをされる方が多いのではないでしょうか。
臭いの正体を突き止める
フローリングのワックス、ボンドで固められた合板材、板を貼り合わせた棚板などから出るボンドの臭い、様々な化学物質の混じって焦げたような酸っぱい匂いです。
家の壁や柱、建具など住宅に使われている素材の匂いを嗅ぐと、あの焦げたような酸っぱい匂いの正体だと分かります。
この匂いは、住宅建材から放出された「化学物質=揮発性有機化合物(VOC)」です。
臭いがキツいほど健康被害が増加
住宅建材から放出している「化学物質=揮発性有機化合物(VOC)」の存在が分かる家ほど、健康に良い家とは言えません。
ほどんとの家は、フローリング材の表面が貼りもので中は粉砕した木材をボンドで固めてあったり、フローリング材の下に合板材(ボンドで固めた板)といった構造です。
外材は外来害虫の持ち込みを防止するため薬剤処理されて輸入され、国産木材は安全かと勘違いがありますが木材を乾燥する時に薬品を注入しています。新築住宅のほとんどが、薬品注入された木材で家が建てられてます。
家を選ぶというのは、このような環境空間で生活をすることの選択になります。
国産材のほぼ全数がKD木材
KD木材とは、切り出した木を釜に入れて強制的に乾燥をさせている木材のことです。機械乾燥で強制乾燥をさせる際に水分と一緒に木の油も飛んでしまいます。木の油が飛ぶとシロアリが食べられやすいので防蟻処理の薬品を木材に注入します。薬品を木材に浸透させていますので、その香りが家を買った後から出てきます。
消臭芳香剤は化学物質の放出拡散装置で逆効果
消臭の原理としては、臭い元となる臭気成分に対してと消臭剤の含有成分が化学反応を起こして臭いを消しています。
臭い成分を化学物質で変化させたり、成分同士が干渉しあって減臭した混合臭に変化させたり、強い芳香で元の臭いを感じさせなくさせている仕組みです。