新築注文住宅で家を買う目的は、人生をUPグレードさせることにあります。賃料が安い愛媛県の賃貸物件と比べても意味がありません。安い建築材料で囲まれた家に住むなら新築で注文住宅を建てる意味が無いように思えます。家族にとっての家はどうあるべきかを整理してみてはどうでしょうか?

1.ネット上で繰り返される「賃貸」or「持ち家」議論
ただ単に月々の支払いについて述べられているだけの奇論が横行しています。
このような記事を書いているライターの多くは持ち家を持っていないのではないか? 東京都心の不動産の話しと地方の持ち家での話しは大きく異なります。
偏った考えの情報によって、「賃貸と同じ月々のお支払い」という固定概念が生まれて安易にローコスト住宅を選んでしまう方がいます。
2.家を買う目的は何なのか?を高い次元で整理する

≪目的1≫ 賃貸と同じ生活で十分という目的
賃貸と同じ暮らしで良ければ、当面は賃貸に住んだので良いと思います。
少なくとも、賃他住宅と同じ安い建材で新築の家を手に入れる必要はありません。
買った時に安くても、10年過ぎて家にドンドンお金が掛かり抜け出せなくなる負の連鎖が始まることもあります。定年近くなるとフルリフォームで2000万円掛かったというお話しも普通にあります。リフォームで話しが多いのは予算500万円で水回り、床のきしみ、断熱、などの相談が多いです。
賃貸ならば、ドンドン引っ越して行けばメンテナンスコストは掛かりません。引っ越し代などのお金は知れています。
但し、老後に年老いて新しく物件を探そうと思っても大家さんが貸すのを嫌がります。
≪目的2≫ 毎日の暮らしをUPグレードしたい目的
本来ならば持ち家を手に入れるということは、「新しい暮らしを手に入れる」と言う結果でなければ意味がないと思います。
それは、「人生をUPグレードする新しい暮らしを手に入れる!」という考え方です。人生の半分以上を家で過ごす訳ですから、ずっーと家に居たい、落ち着ける家にされる考え方が良いように思います。
≪目的3≫旅行好きな人ほど、家で暮らす毎日を豊かに
私は転勤族でしたので、26年間借り上げ社宅で過ごして来ました。
賃貸住宅での家族の生活を振り返ると、休みの日には何処かへ出ていきたくなる家だったと思っています。夏休みなど、毎年海外へ家族と旅行に行ったりしていました。
子育ても終わって、外出に使った浪費が良かったかというと、毎日暮らす家が旅館のような暮らし、リゾートな暮らしだった方が良かったと振り返ります。
旅行は数日、家で暮らすのは毎日ですから、、、。
旅行よりも、家で暮らす毎日が心豊かであると人生の長い時間が豊かになります。
3.家のローンが払えるか?よりも大切なこと
一般的な話しとして、世帯所得から食費や光熱費、教育費を引いたら、毎月の家のローンが払えるか見えて来ます。しかし、その金額は所得が伸びない計算なのです。
もし人よりも家に住みたい思ったら、一生懸命に働けるか?を考える方が先です。
人よりも一生懸命に働いていけば、長い時間において、どこかのタイミングでUPグレードされていくと思います。
月々の支払いがご心配ならば、50年ローンというのが出ましたから月々の支払を下げて、繰り上げ返済をされていかれてみては如何でしょうか?
自分の経験でお話をします。
私の場合は、20代前半で子供が生まれたので生活をしていくので必死でした。これしか無ければ、このお金で生活をしていくものです。たぶん、結婚した当時は毎月の給与が額面で20万円を超えていませんでした。手取りで15万円前後くらい???
そしたら、何が起こるかと言うと、一生懸命に働いて稼がないといけない。という解決策しか残らないのです。土日も出勤して、繁忙期にはひと月休まず、額に汗をかいて、脳にも汗をかいて、生活のために働きました。
すると変化が起こり、新設する新会社に強制的に転社をさせられました。それは生活が苦しい単身赴任でした。更に家計が困ったことになり、なおさら更に働きました。仕事を辞めて帰ろうかと考えたほどです。しかし、この転社で給与が格段に上がりました。
少し落ち着いていると、今度は親会社の本社に転社となって、普通では経験が出来ない仕事をさせて頂きました。そこでも一生懸命に働き、仕事ぐせが付いて仕事がないと生きられないというか、仕事が趣味になって行きました。
人よりも必死で働いた経験そのものが、人生をUPグレードしてくれたと思います。
4.子供にとっての家とは

子供にとって重要な教育は、学校でも、塾でもなく、家庭中で知らず知らずに教わる教育です。
子供は家の中で親をみて幼年期や多感な時期を過ごし、その思い出が人間形成の基礎となります。
家の中で家族で暮らした思い出は、一生涯の宝物です。
多くの方は子供にとっての家は、子供部屋のことしか浮かばない方が多いかと思いますが、子供の人生の1/4から1/5を実家で暮らしています。
お父さんが建てた家を超える家を建てたい
家を買われる方の基準は以外に実家と比較されていらっしゃる方が多いです。
実家と同じ以上、それ以上の家で暮らしてみたいと心の中で思って頂ければと思います。
お子様にそう思って頂ければ家以上の価値が提供できたと思います。
お子様がいる方、これからの方には、塾に行かせないで勉強が出来る子供に育てる方法など、家以外のことで訪問させて頂き長々とお話をしています。子供に上質な価値が芽生える家づくりは楽しいです。
(体験談)家庭における子供の教育
私の父親は、「子供にはうまいものを食わせろ、舌を肥えさせるものを子供に食べさせろ」と言っていました。決して贅沢させろという意味ではなく、年に何回かは美味しいものを食べさせろという意味です。
子供を実家に連れて帰ると小さな子供の分も大人と同じ仕出し屋のお膳をとって、大きな海老とか、豪華な川カニとか入っていました。
コンビニ弁当しか知らないで満足している子供は、コンビニ弁当で満足する人生の価値観になってしまうのです。でも、一度、美味しい食事をさせて、このご飯が食べたければ一生懸命に働くこと。そう教える食育だったと思います。
なので、私も東京へ行くときは子供を集めて、無理して銀座の料理屋さんでカツオの土佐料理を食べさせたりして、同じことを言っています。
5.まとめ
賃貸と同じ考えの家づくりでは少し勿体ない気がします。
人生をUPグレードする目的で家を選ばれてみてください。
≪記事執筆者≫
コージーベース株式会社
代表取締役 松本好司
松山市生まれ。富士通に在職中は社長表彰をはじめ26年間で28回の経営表彰を授与。
その後、広島県庁の特別職として経営企画アドバイザー、国の研究機関のプロジェクトマネジメントアドバイザー、公立大学の経営大学院(MBA)の新設などの公的職務を歴任。
その後、建築学科がある学校法人の顧問、専門委員などに就任し、科学的知見をもって健康で安心な保育園の設置アドバイザー、健康自然素材の健康住宅の事業を行っています。
愛媛県で新築注文住宅をご検討の方、漆喰と無垢の家についてお知りになりたい方は、いつでもお気軽にお電話ください。約2時間あれば、簡単に一通りのご説明は出来ます。
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