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2021年10月17日

【松山市自然素材の家】新築の完成見学会で白い手袋をさせられる理由

最終更新: 2021年10月20日

新築の完成見学会へ行くと、

お引渡し前ですから、、、と言われてスリッパを履かされて白い手袋をさせられます。

この光景を不思議に思ったことはないでしょうか?

【松山市自然素材の家】新築の完成見学会で白い手袋をさせられる理由

スリッパや白い手袋をして見学すると、お客様から見て家を丁寧に扱っていると思われるでしょう。お客様に引き渡し前という説明になっています。業界の裏事情があります。

〈目次〉

1.新築の家はワックス仕上げ

2.綺麗だった新築の家の夢は消えていく
 
3.ワックスを塗らないといけない家

4.ワックスから出る化学物質による健康被害

5. ほとんどの医師が見落とす病気

6.自然素材の床と言っても安心ではない

1.新築の家はワックス仕上げ

新築の家が完成するときにお引渡し前の作業が美装と呼ばれている掃除とワックスを塗る作業になります。美装会社がワックスを塗って大型の扇風機で乾かします。この時点でワックスは乾いています。乾いていないと引っ越してからベトベトになるから完全な状態まで乾かせているのです。

ワックスが光るフローリング

2.綺麗だった新築の家の夢は消えていく

新築で家を買った後に経験するワックスのムラが発生します。住んでから起こるワックスのムラです。賃貸にお住まいの方は今お住まいの床がどうなっているか見て頂ければ分かります。フローリングだけではなく、カウンターの板や収納などの棚も同じようになっていきます。丁寧に住んでも、綺麗に光って見えるのは2~3年くらいでしょう。この頃になると、家が綺麗に見えるかよりもメンテナンスの手間や費用が気になってきます。

ワックスが剥がれていく現状

3.ワックスを塗らないといけない家

木の家、自然素材の家を買ったと思って室内の中を見渡すと、実際に買った家は木の家で無かったことに気が付きます。木を繋ぎ合わせた合板材、表面の数ミリだけ木だったフローリングや、木に見せたプリントだったことに気が付きます。似せた物の表面をを保護をする目的でワックスが塗られていることに気が付きます。扉から棚からカウンターに至るまで家のなか全てですから、個人でメンテナンスをするレベルではなくなります。
 
プロにお願いをして、ワックス剥がしを実施してワックスを取り除いてから再度ワックスをするようになりメンテナンス費用も掛かります。

ワックスがはげた床表面

4.ワックスから出る化学物質による健康被害

東京や横浜など、厚生労働省の基準を遵守している行政では、県や市の施設が開園したり、リフォームする度に空気中の化学物質濃度を測定して基準値以下でなければ開園ができません。保育園などにおいては、床上30cm,60cmの空気濃度を測定しています。子供が寝ている高さ、生活して呼吸している高さを想定して空気中の化学物質濃度を測定して安全基準に達していなければ開園ができない条例になっています。

5. ほとんどの医師が見落とす病気

子供を新築の保育園に預けて化学物質の影響で次々に子供の健康被害が出て問題が明るみになって、2003年に建築基準法が改定されました。ビニールクロスのボンドや、ボンドで固めた床材とフローリングを張り合わせるボンドによる化学物質などが主たる原因でアトピーや喘息など様々な健康被害床から出ました。親御さんは「小さな子どもだからカラダの不具体を言えないだけで、症状が出ている」と訴えました。

床を張り替えても、ストーブで化学物質を気化させても建物に付着した化学物質の濃度は下がることが有りませんでした。化学物質過敏症という正式病名がついたのは2009年のことです。住宅が原因で健康被害に遭われた子供たちは大人になっても寝たきりになった子供もいます。治療する薬もなく、症状を緩和する方法しかできない病気です。専門医がいないに等しいですから、ほとんどの医師は化学物質過敏症を見落として症状だけで別の処方をしています。


 
化学物質過敏症の被害に遭われた方から
 
愛媛県松山市にある漢方内科では化学物質過敏症のことがお分かりになる先生がいらっしゃるそうです。紹介状を書いてくださり、県外の専門医をご紹介してくださっていると聞いています。混み合っていますので、病院名は書き控えさせて頂きます。
 

6.自然素材の床と言っても安心ではない

自然素材の床材とか、自然素材のワックスとか言われていますが、床材が15mmしかなく薄いので、その下にボンドで固めた合板材を敷いています。その合板材とフローリング材とをボンドで止めています。

ワックス自体も石油化学物質ですが、その下にある合板も化学物質。この合板材やボンドから揮発する化学物質によって、保育園に預けた子供たちが健康被害に遭ったことを忘れてはならないです。ワックスの下にはボンドありなのです。

自然素材の床と言っても元々は自然素材かも知れませんが断面を見ると石油化学製品を融着させていたり、自然素材のワックスと言っても全て完全に100%が自然のものではないケースが多いのです。

((写真上)薬品が添加された無垢のフローリング (写真下)コージーベースのフローリング


 
コージーベースの家は住む人の健康のため家にワックスを一切使いません。ワックスを塗らなくとも良い樹脂成分の多い無垢の木材を無垢のまま使用しています。音響熟成で感想した木材は、自然の木がもっている樹脂成分が木材に蓄積されているのでワックスの代わりをします。
 

愛媛の木の家 自然素材の注文住宅なら 健康性能で選ぶ【コージーベース】へ!
 


≪記事執筆者≫

コージーベース株式会社

代表取締役 松本好司

松山市生まれ。富士通に在職中は社長表彰をはじめ26年間で28回の経営表彰を授与。

その後、広島県庁の特別職として経営企画アドバイザー、国の研究機関のプロジェクトマネジメントアドバイザー、公立大学の経営大学院(MBA)の新設などの公的職務を歴任。

その後、建築学科がある学校法人の顧問、専門委員などに就任し、科学的知見をもって健康で安心な保育園の設置アドバイザー、健康自然素材の健康住宅の事業を行っています。

愛媛県で新築注文住宅をご検討の方、漆喰と無垢の木の家についてお知りになりたい方は、いつでもお気軽にお電話ください。約2時間あれば、簡単に一通りのご説明は出来ます。

資料請求もホームページから承っております。
 

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